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徳洲会呼吸器部会 症例共有し診療能力磨く 肺がん研究会・症例検討会 (2023/06/03)|徳州新聞 掲載記事

2023.09.21

2023年(令和5年)09月04日 │ 徳洲新聞 NO.1405 3面

徳洲会呼吸器部会 症例共有し診療能力磨く 肺がん研究会・症例検討会

徳洲会呼吸器部会は大阪府内で第15回肺がん研究会・第13回症例検討会を開いた。徳洲会オンコロジー(腫瘍学)プロジェクトの一環で、診療科や職種の垣根を越え、呼吸器疾患の診療能力向上を図るのが狙い。対面とオンライン合わせ全国から30人超が参加した。

3年ぶりの対面開催で積極的に意見交換

対面・オンライン双方で活発に意見交換

部会長の瓜生恭章・八尾徳洲会総合病院(大阪府)副院長兼腫瘍内科部長が挨拶した後、特別レクチャー1題、一般演題7題の発表を行った。

特別レクチャーでは成田富里徳洲会病院(千葉県)の野口雅之・病理診断科部長が「末梢肺腺癌が出来る瞬間」をテーマに講演。EGFR(細胞の増殖にかかわるタンパク質)変異特異的抗体を用い、非がん末梢肺組織を免疫染色すれば、EGFR変異陽性末梢肺腺がんの母細胞を組織中に観察できる可能性を示唆した。

一般演題は次のとおり。▼大隅鹿屋病院(鹿児島県)の中原梢・呼吸器外科医師「14年前の胸部CTで陰影を認めた非浸潤肺腺癌の1切除例」▼湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の山口修央・呼吸器外科医師「低呼吸機能の胸壁浸潤肺腺癌に対して術前化学放射線療法施行後胸壁合併切除で完全切除した症例」▼和泉市立総合医療センター(大阪府)の佐藤克明・呼吸器外科部長「肺悪性腫瘍手術におけるダブルフェネストレイテッドバイポーラ法の有用性」▼同センターの富沢健二・呼吸器外科部長兼呼吸器センター長「電動自動縫合器による気管支閉鎖におけるステープル形成」▼名古屋徳洲会総合病院の宇賀神基・呼吸器内科部長「神経鞘腫との合併により、Ⅳ期と誤って判断された肺腺癌の一例」▼千葉西総合病院の小嶺将平・内科医師「免疫チェックポイント阻害薬加療中に生じた器質化肺炎の2症例」▼湘南鎌倉病院の福井朋也・呼吸器内科主任部長「高齢者進行非小細胞肺がん患者に対するがん薬物療法」。さまざまな症例を共有するととともに、意見交換を図った。

最後に湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)の日比野真・呼吸器内科部長が進行非小細胞肺がん患者さんの末梢神経障害の研究計画について説明、臨床研究参加希望病院を募った。次回は12月9日に都内で開催予定。