徳洲会 呼吸器部会|概要|四役ご挨拶

四役ご挨拶

四役ご挨拶

教育研修委員長 ご挨拶

八尾徳洲会総合病院 内科 瓜生恭章

この度、徳洲会呼吸器部会 教育研修委員長に就任しました 瓜生恭章です。私は卒後、現在の八尾徳洲会総合病院に入職、初期研修後、内科を専攻し、現在の八尾徳洲会総合病院病院長である原田博雅先生のもと、呼吸器内科をsubspecialityとして診療を行ってきました。当院は徳洲会グループでは珍しく日本呼吸器学会認定施設であることもあり呼吸器専門医の取得が可能でした。呼吸器専門医の取得には、業績としてpeer reviewを受けた呼吸器関連の原著が3論文必要です。当時当院では論文を書いてくれる先生もおらず、rejectされながら何とかcase reportを呼吸器学会雑誌に掲載できたのを覚えております。その後、標準的ながん治療を一般病院でも行いたいと思い、がん薬物療法専門医を取得し現在に至っています。実際に勉強させていただきわかったのですが、癌の標準治療は、肺癌領域一つにしても難しく、分子標的薬および免疫チェックポイント阻害薬と、次々と新しい薬が開発され、これらの薬をどう使って、どうマネージメントするかが重要となっています。現在、私は呼吸器内科と腫瘍内科の二足のワラジを履いて、どちらも中途半端な知識のもとで、苦労しながら、勉強不足を実感しつつ日々の臨床を行っています。

このたび呼吸器部会の教育担当という柄にもない大役に呼吸器部会長である宇治徳洲会病院の竹田隆之先生より御指名いただきました。呼吸器専門医は2016年現在全国で6,015名です。消化器病専門医が18,876名、循環器専門医は12,830名に比べると桁違いに少ないのが現状です。多くの病院では呼吸器専門医の資格を得るのが困難な現状があり、徳洲会グループ内でも専門医を育成することが必要であると考えています。現在、呼吸器専門医育成プログラムを作成中であり、私自身が呼吸器専門医取得に苦労した経験をもとに、これから呼吸器専門医を目指される徳洲会グループの多くの先生方に少しでもお役に立てればと思っています。

八尾徳洲会総合病院 内科 瓜生恭章

学術企画委員長 ご挨拶

千葉西総合病院 呼吸器内科 岩瀬彰彦

千葉西総合病院、呼吸器内科の岩瀬彰彦です。このたび徳洲会グループ呼吸器部会のホームページを開設するにあたり僭越ですがご挨拶させていただくこととなりました。呼吸器疾患には肺癌、間質性肺炎をはじめ難治性疾患が多く含まれます。また高齢化社会を迎え肺炎、COPD、成人気管支喘息なども増加しており日常臨床におけるわれわれ呼吸器内科医の役割は大きくなっています。特に肺癌は難治がんの代表として悪性新生物の死亡第1位を占めていましたが、今世紀に入り癌の増殖におけるドライバー遺伝子の同定とそれに対する遺伝子治療が発見され大きなブレークスルーを迎えました。その後はドライバー遺伝子が次々と発見され治療のすそ野が格段に広がっています。腫瘍の血管増殖因子に対する阻害剤と抗がん剤との併用、腫瘍の免疫学的寛容機序から生まれた免疫チェックポイント阻害剤など私が肺癌診療に携わるようになった三十数年前とは名実ともに隔世の感があります。このような新たな局面を迎え、竹田会長をはじめグループ内の呼吸器診療に携わる有志が集まり臨床研究や情報共有の場が生まれたのはまさにタイムリーな出来事でした。私もお声がけをいただきはせ参じた一人ですが、この会から情報発信させていただいたことで一人でも多くの方が呼吸器診療に興味を持っていただき、グループ内外から多くの仲間が集えればいいですね。今後も会の発展、徳洲会グループの呼吸器診療のさらなる充実のために皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

千葉西総合病院 呼吸器内科 岩瀬彰彦

学際連携委員長 ご挨拶

石垣島徳洲会病院 外科 池原康一

まず、徳洲会呼吸部会の運営にあたり、学際連携委員長として関わることが出来たことは、私自身にとってと有意義な経験であり、感謝いたします。普段は乳癌診療を中心とした一般外科として診療を行っておりますが、本会をとおして呼吸器疾患について学ぶ機会を得ることが出来ました。

特記すべきは、会長である竹田先生をはじめ呼吸器専門医の先生方の臨床および研究に対する真摯な姿勢であり、非常に感銘を受けました。これまで徳洲会グループでは臨床に重きを置き、研究や学会活動などは軽視される傾向にあったように思います。しかし。本会では症例報告会を開催し、良性疾患から悪性疾患まで幅広く症例を持ち寄り、鋭い意見を交わしながら研鑽する良い機会となっています。また、臨床研究の報告や最新の研究などの講演会では悪性腫瘍に対する化学療法、分子標的薬剤、遺伝子解析による治療方法の細分化など、最先端の医療を学び共有する良い場となっていることを体感しました。

悪性腫瘍は日本人の二人に一人が罹患する疾患です。徳洲会グループとしてはそれに備える必要があります。本会のこの活動は徳洲会グループのオンコロジーに対する姿勢の変化の最初の一歩であると思います。多くの診療科に広がることを期待いたします。また本会がさらに発展するよう今後も応援し、私自身も研鑽させていただきます。微力ながら本会運営に関われがことを感謝いたします。ありがとうございました。

石垣島徳洲会病院 外科 池原康一

広報委員長 ご挨拶

大隅鹿屋病院 内科 田村幸大

呼吸器部会広報委員長を務めさせていただいている大隅鹿屋病院の田村幸大です。

日頃は総合内科、腎臓内科をメインに診療しておりますが、そのような立場でなぜ広報委員長なのかと疑問に思われる方もおられることでしょう。部会長の竹田隆之先生から広報委員長への就任につき打診をいただいた際にも、自身でも「なぜ?もっと呼吸器専門の先生が良いのではないか」と思いました。

しかし、広報委員長に求められる役割、そして日々の診療での呼吸器疾患への関わりを考えている内に、「これはこれで良いのかもしれない」と思い広報委員長を務めさせていただいております。

ご存知の通り、徳洲会グループの各病院には多くの救急症例が受診します。通常の肺炎の他に間質性肺炎をはじめとするびまん性肺疾患、さらには救急搬送時の胸部CTがきっかけとなって肺結核や肺癌が見つかることもよく経験します。また、総合内科の外来には「息苦しい」という主訴でSpO2が正常の方が受診されます。心疾患であったり、高度の貧血であったり、労作時に急激に酸素化が悪化する間質性肺炎であったりと原因は様々です。COPDの方がきちんと診断されずに「フレイル」と言われ適切に治療されていないことも経験します。

そのような様々なケースに最初に遭遇する総合内科医や救急医が呼吸器疾患に対する理解を深めなければ、徳洲会グループ全体の診療能力の向上はないと気付きました。そして総合内科医の私だからこそ、呼吸器診療の場面で総合内科医が困っている点や勉強が不十分な点を理解し、勉強の機会を発信出来ることもあるのだと思います。

症例検討会では、毎回「奥深さ」の追求としての肺癌症例が多数発表され、その後の特別講演でも肺癌診療の最前線を知る機会に恵まれております。同時に各施設から治療に難渋した感染症症例やアレルギー性疾患などが発表され呼吸器専門医の視点から多くのコメントをいただけるという「広さ」も限りなく広がっております。

奥深さと広さの両立を目指した呼吸器部会が多くの皆様に役立つ情報を発信し、さらにはグループの枠をこえて活動が認知されるよう取り組んでいく所存です。

どうかよろしくお願い申し上げます。

大隅鹿屋病院 内科 田村幸大