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日本肺癌学会・診断小委員会 ガイドライン作成委員に就任 竹田・宇治徳洲会病院部長

2018.03.12

2018年(平成30年)3月12日 │ 徳洲新聞 No.1124 3面

日本肺癌学会・診断小委員会 ガイドライン作成委員に就任
竹田・宇治徳洲会病院部長

宇治徳洲会病院(京都府)の竹田隆之・呼吸器内科部長が日本肺癌学会ガイドライン検討委員会の「診断小委員会」の委員に就任した。竹田部長は徳洲会呼吸器部会の部会長でもある。ガイドラインはエビデンス(科学的根拠)に基づいた適切な診断・治療などを行う指針となる重要なもの。委員の大半は大学病院やがんセンターの医師が中心で、民間病院からの参加は稀(まれ)だ。

「より一層、身の引き締まる思いがします」と竹田部長

日本肺癌学会はガイドライン検討委員会とその下部組織である8つの小委員会(図表参照)での検討をふまえ「肺癌診療ガイドライン」を作成、公開している。竹田部長が委員に就任したのは、小委員会のひとつである「診断小委員会」。

「医師として、これまではガイドラインを用いて標準治療を患者さんに提供することが主体でしたが、ガイドラインの作成に携わる立場となったことで、より一層、身の引き締まる思いがするとともに、徳洲会グループからは唯一の参加ですので、恥ずかしくない仕事をするよう努力したい」と竹田部長は抱負を語る。

診断小委員会は「危険因子と臨床症状・検出方法」、「確定診断」、「質的画像診断」、「病期診断」、「分子診断」の5グループに分かれ、各グループで「クリニカルクエスチョン(CQ=臨床的課題)とアウトカム(医療の結果)の設定」、「アウトカムの重要度設定」、「論文の選定」、「システマティックレビュー(文献の網羅的調査と分析)」を順に実施。そのうえでCQとアウトカムの評価を行い、各医療行為の推奨度を決定。これらにより肺癌診療ガイドラインの診断に関する部分が完成する。

竹田部長は危険因子と臨床症状・検出方法を担当。CQとアウトカムの評価や推奨度の決定は6月末までに行う予定だ。

「作業の大半はメーリングリストを用いた事務作業で、主に夜間にメールをやり取りしていますが、必要に応じてテレビ会議により直接、委員間でディスカッションし、検討を進めています」(竹田部長)

ガイドライン作成の過程を知ることができたり、他の委員の意見を聞いたりすることができることから「臨床医として勉強になりますし、自分の意見も発信することができ、忙しいですが、やりがいを感じています」と話している。