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肺がんキャンサーボード 初開催6症例検討 4病院の多職種が参加

2017.04.24

2017年(平成29年)4月24日 │ 徳洲新聞 No.1079 1面

肺がんキャンサーボード
初開催6症例検討
4病院の多職種が参加

3 月に実施した通信システムの検証試験でも尽力した瓜生部長

3 月に実施した通信システムの検証試験でも尽力した瓜生部長

肺がん診療の質の向上を目的とした「徳洲会肺がんキャンサーボード」の第1回会合が4月4日に開催された。

診療科や職種の垣根を越え、がんに対する最適な治療方針を検討するのがキャンサーボード。強固なセキュリティを施したWEB会議システムを活用し、宇治徳洲会病院(京都府)、八尾徳洲会総合病院(大阪府)、千葉西総合病院、大隅鹿屋病院(鹿児島県)の4病院が参加した。

第1回では①原発性肺がんか、転移性肺がんかの診断が困難で、各種の免疫染色により、乳がんの転移と診断が確定した症例、②重篤なCOPD(慢性閉塞性肺疾患)や気腫肺を有し、放射線療法の適否を検討した症例、③多くの治療歴を有し現在は免疫チェックポイント阻害薬で治療中の症例――など計6症例を検討。

第1 回開催の様子(写真は宇治病院。左側の診療画像の個人情報に関する部分には加工を施してある)

第1 回開催の様子(写真は宇治病院。左側の診療画像の個人情報に関する部分には加工を施してある)

宇治病院の竹田隆之・呼吸器内科部長(徳洲会呼吸器部会長)、正田智也・放射線診断科部長、丹羽康江・放射線治療科部長、西村啓介・病理診断科医長、八尾病院の原田博雅院長、瓜生恭章・内科部長、市橋良夫・呼吸器外科医長、兵藤公一・放射線科医長、千葉西病院の岩瀬彰彦・呼吸器内科部長、大隅鹿屋病院の田村幸大副院長ら計10人の医師に加え、看護師、薬剤師、病理検査技師(臨床検査技師の認定資格)、管理栄養士、治験コーディネーターなど多職種が参加し、終始活発に討議した。

4月11日、18日にも第2回、第3回を開催し、それぞれ8症例、6症例を検討。第2回までの総合司会を竹田部長が担当し、第3回は岩瀬部長が担った。今後、瓜生部長、田村副院長へともち回り制にする。議事録の作成は八尾病院と宇治病院の薬剤師が担当。

計画では5月以降にキャンサーボード参加施設を増やす方針だ。